MANIARUでは、ChatGPTで作業内容を整理し、Markdownの指示書としてWorkへ渡す流れを使っています。記事作成やWordPressの修正内容を先に文章へまとめておくと、目的、対象、変更してよい範囲を共有しやすくなりました。
一方、指示書が増えると、以前のファイルを複製したまま記事名や番号を直し忘れたり、すでに終わった作業をもう一度依頼したりする可能性も増えます。長い指示書を書いても、最初の対象が違っていれば、その後の調査や作業は無駄になります。
そこで現在は、Workが本作業へ入る前に「名前チェック」と「軽量な重複チェック」を行うようにしました。チェック項目を増やすことより、安く確認できることを先に見て、問題があれば重い作業の前で止めるための仕組みです。
指示書が増えると起きやすい問題
指示書は、一から毎回書くより、前回の構成を土台にした方が早く作れます。ただし、複製した部分に古い情報が残ると、今回の依頼と別の内容が混ざります。
- 指示書番号とファイル名が合っていない
- 記事名やCATEGORYが前回のまま残っている
- 指定したslugやURLが別の記事を指している
- 対象リソース名が今回の作業と違う
- 完了済みの投稿や設定を再び作ろうとしている
この状態で最初からサイト全体を調べると、対象の取り違えに気づくまで時間がかかります。Workのクレジットも、必要のない探索や確認へ使われます。
まず名前だけを確認する
最初に行うのが名前チェックです。現在のMANIARU用指示書では、重い調査やWordPressの編集より先に、文字情報の一致を確認します。
- 指示書番号とファイル名
- 対象記事名と記事番号
- CATEGORY
- slugやURL(指定がある場合)
- 使用する画像や設定などの対象リソース名
ここで重大な不一致が見つかった場合は、具体的にどこが違うかを報告し、本作業へ進みません。コピペの残りや番号違いは、サイトを操作しなくても発見できます。文字を比べるだけの小さな確認なので、最初に置いても負担は大きくありません。
名前チェックの役割は、今回の依頼が正しい対象を向いているかを確認することです。作業がすでに終わっているかどうかまでは、次の重複チェックで確認します。
次に軽量な重複チェックをする
名前が一致したら、今回と同じ作業がすでに完了していないかを確認します。ただし、毎回サイト全体や全記事を調べるわけではありません。
確認するのは、MANIARU_WORK_RULES.md、今回の対象、直接関係する既存記事や設定など、判断に必要な範囲だけです。新しいAI記事を作るならAIカテゴリーの既存タイトル、特定のページを直すならそのページの該当部分というように、対象を絞ります。
すでに同じ記事が公開されていたり、同じ設定が完了していたりすれば、再作成や再設定は行いません。重複の可能性を報告して止めます。名前が正しくても作業が不要な場合を見つけるのが、軽量な重複チェックの役割です。
名前チェックから本作業までの流れ
現在の流れを並べると、次のようになります。
指示書を受け取る
↓
名前チェック
↓
軽量な重複チェック
↓
本作業
↓
必要な確認
↓
完了報告
名前が違えば最初の段階で止まり、名前が合っていても重複していれば本作業の前で止まります。両方に問題がないと確認できてから、記事作成、設定変更、調査などへ進みます。
以前まとめた「ChatGPTで指示書を作ってWorkに渡す。AI作業を分担してみた」では、ChatGPTで考えた内容をMarkdown指示書へ整理し、Workが実行・確認する分担を書きました。今回のチェックは、その実行フローへ入口の確認を加えたものです。
Workのクレジットも無駄にしにくくなった
名前チェックを最初に置くと、対象が違う状態で管理画面を開いたり、関連ページを読み込んだりする前に止められます。重複チェックの範囲を絞れば、毎回すべての記事を確認する必要もありません。
完了済みの作業を繰り返さず、問題があるときは早く止まる。結果として、Workのクレジットを本当に必要な作業へ使いやすくなりました。
ただし、クレジットを節約するために確認を省くのではありません。安い確認を先に置き、必要な確認だけを残すという考え方です。
チェックを増やしすぎない
誤作業を防ぎたいからといって、毎回すべての指示書、PROJECT、記事、設定を調べると、チェック自体が本作業より重くなります。
名前チェックは、指示書内の文字情報を短時間で確認する。重複チェックは、今回の対象と直接関係する場所だけを見る。そこで矛盾や疑わしい状態が見つかった場合に限り、必要な範囲を深く確認します。
止まる条件も先に決めました。重大な名前の不一致、実質同じ作業の重複、指示の矛盾、必要情報や正式素材の不足など、安全に判断できない場合です。問題がなければ、不必要な途中確認を増やさず、公開と検証まで続けます。
Action-Time confirmationとは分けて考える
名前チェックと軽量な重複チェックは、MANIARUの作業手順として設けた事前確認です。
一方、公開サイトの編集などでシステムやブラウザが求めるAction-Time confirmationは別の仕組みです。指示書に作業内容を書いていても、その確認を省略できるという意味ではありません。必要な確認が表示された場合は、その時点で従います。
最初に何を確認し、いつ止めるかを決める
AIへ任せる作業が増えると、指示書へ条件を追加するだけでは管理しにくくなります。今回追加したのは、長いルールではなく、本作業へ入る順番でした。
名前チェック → 軽量な重複チェック → 本作業。
安く確認できることを先に行い、違っていれば早く止まる。合っていれば必要な場所だけを確認し、その後に実作業へ進む。最初に何を確認し、どの状態で止まるかを決めたことで、指示書を繰り返し使う運用を続けやすくなりました。