ChatGPTとWorkでWordPressサイトを作ったら、ここまでできた。

AI 10 ChatGPTとWorkでWordPress制作の流れを示すアイキャッチ

AIで、ここまでできる。|第1回

WordPressでブログを作りたい。以前からそう思っていました。

WordPressを使った経験はあり、HTMLやCSS、プログラミングも少しは知っていました。それでも、思い描いたサイトを作り、記事を継続して公開するのは簡単ではありませんでした。

1記事を書き上げるのに1か月かかったこともあります。ようやく公開しても、思ったようには読まれない。そんなときに出会ったのがChatGPTでした。

最初は記事を書いてもらうところから始まり、過去のチャットを記事にしたり、アイキャッチ画像を用意したり、WordPressへ投稿したりするところまで活用が広がりました。さらに、ChatGPTとWorkを使いながらサイトのデザインや機能を整え、社内ポータルサイトも実際に運用できるようになりました。

ただし、便利なことばかりではありません。AIの指示の受け取り方に困ることもあれば、完成したコードを自分が理解できないという問題も残っています。

今回は、MANIARUを作ってきた実体験をもとに、ChatGPTとWorkでどこまでできたのかを振り返ります。

01|以前は1記事を書くのに1か月かかっていた

ブログを始めたいと思っても、いざ記事を書こうとすると手が止まってしまう。何を書けばいいのか、どうすれば読みやすくなるのかを考えすぎて、なかなか完成しませんでした。

「せっかく公開するなら良い記事にしたい」。そう考えて時間をかけた記事も、ほとんど読まれませんでした。

そんなとき、ChatGPTに記事の作成を頼んでみました。文章が形になる速さに驚き、思わず「今までの苦労は何だったのか」と感じました。

ただ、AIが作った文章をそのまま公開すれば満足できるわけではありません。言葉は並んでいても、内容が単調に感じることがありました。図や写真を入れ、伝える順番を見直し、最後は人間が仕上げる必要があると思いました。

AIのおかげで、記事を書くための最初のハードルは下がりました。しかし、読みたくなる記事にするための判断は、今も大切です。

02|過去のチャットが記事になり、投稿数が増えた

ChatGPTを使って特に驚いたのは、過去のやり取りを記事の材料にできたことです。

ChatGPTへ記事本文の作成を依頼し、原稿が生成された実際のチャット画面
実際のChatGPTとのやり取りから記事本文を作成した画面

WordPressで何かを設定するとき、うまくいかなければChatGPTに相談します。原因を調べ、方法を変え、ようやく解決する。その一連の過程には、同じことで困っている人の参考になる情報が残っています。

以前なら、問題が解決したところで終わっていました。今は、その会話をもとに記事を組み立て、アイキャッチ画像を用意し、WordPressへ投稿するところまで進められます。

結果として、記事の投稿数は以前より格段に増えました。

それでも、気になっていることがあります。記事が増えても、読まれなければ同じではないか。

良質な1記事を作りたい。一方で、ある程度の記事数も必要かもしれない。この両方を考えています。今はまず実際に試したことを記事として残し、その後で内容を見直し、リライトしていく方針です。

記事数を増やせば必ず読まれるわけではありません。公開した後の改善も、これからの課題です。

03|ChatGPTで考え、WorkでWordPressを操作する

記事作成だけでなく、WordPressのコード修正やデザイン調整にもAIを使うようになりました。

「ここを見やすくしたい」「この動きを変えたい」「こんな機能がほしい」。やりたいことを言葉で伝えると、ChatGPTが実装方法やコードを考えてくれます。

現在のMANIARUでは、主に次のように役割を分けています。

担当主な役割
ChatGPT(通常チャット)相談、設計、記事の企画・原稿作成、作業指示書の準備
Work指示書をもとにしたWordPress管理画面での操作、投稿・設定・修正、表示確認
自分作りたいものを決める、指示内容と完成結果を確認する、最終判断をする
実際にWorkへ渡したMarkdown指示書の構成を公開用に要約した画像
実際にWorkへ渡したMarkdown指示書の構成(公開用に項目を要約)

最初に通常のChatGPTで考えを整理し、作業内容をMarkdownの指示書にまとめます。その指示書をWorkに渡し、WordPress上で必要な作業を進めてもらいます。作業後は画面や動作を確認し、意図と違うところがあれば再度相談します。

これは現在の基本的な運用方法です。最初からこの形だったわけではなく、実際に試し、失敗し、作業方法を見直す中で落ち着いてきました。

ChatGPTで考え、Workで作業し、人間が確認する。AIにすべてを丸投げするのではなく、役割を分けて使うようにしています。

04|社内ポータルで、確認業務をペーパーレス化できた

WordPressで実現できたことの一つが、社内ポータルサイトです。ChatGPTにコードを書いてもらいながら制作を進め、現在は実際の業務で運用しています。

以前から、社内の情報を各自に確認してもらい、その結果をWebで管理する仕組みを作りたいと思っていました。

以前の確認方法は、次のようなものでした。

対象以前の確認方法
個人本人が紙に押印する
班代表者が班内に口頭で周知した後、紙に押印する

個人と班、それぞれの確認をWeb上で行えるようにするため、WordPressの機能を拡張しました。コードは主にChatGPTに作ってもらいました。

現在は、個人・班の確認業務を完全にペーパーレス化できています。ただし、重要な内容については、今も班内への口頭連絡を続けています。

確認状況の確認から確認済み操作までの流れを示す社内ポータル画面
確認状況をWeb上で管理する画面(機密情報を伏せて再構成)

何でもWebに置き換えるのではなく、Webで記録する部分と、人が直接伝える部分を使い分けています。

作業時間が何分減ったのか、確認漏れがどの程度減ったのかは、まだ数字で検証していません。それでも、以前は紙に押印していた業務を、実際にWebで運用できるようになったのは大きな成果でした。

社内ポータルの制作過程は、PROJECT 002 — 社内ポータルサイトを作る。で紹介しています。

05|便利なAIにも、困るところがある

AIを使っていると、指示した内容と違うものができることがあります。

YouTube動画の初回出力で上下逆になった画面と修正後を比較した実フレーム
初回出力では動画全体が上下逆になった。向きを修正し、完成動画の実フレームを再確認した

YouTube動画の初回出力では、映像全体が上下逆になる失敗もありました。修正後は、完成した動画から同じ時刻のフレームを切り出し、向きを確認しました。

「この部分だけ変えてほしい」と伝えたのに、別の場所まで変更されたり、思っていたデザインと違う仕上がりになったりする。修正を重ねるうちに、何をどこまで変更するのか、以前より細かく伝える必要があると感じました。

もう一つ困ったのが、一度伝えたルールを、次の作業でもう一度説明しなければならないことです。

そこで、作業ごとの指示書や共通ルールを使うようになりました。対象記事、変更してよい場所、変更してはいけない場所、作業後の確認項目を先に整理します。

Workの利用量やコストも意識するようになりました。通常のChatGPTで設計や原稿を準備し、実際の操作が必要なときだけWorkを使う。余計な調査や修正の繰り返しを減らすための工夫です。

もちろん、指示書があれば必ず期待どおりになるわけではありません。最後は自分で結果を確認する必要があります。

今振り返ると、最初から「どんなサイトを作りたいのか」「何を大切にしたいのか」をもっと伝えておけば、違ったものができたかもしれません。

AIに何をしてほしいのかを、自分自身が理解して伝えることも大切だった。 使い続ける中で、そう感じるようになりました。

06|サイトは作れた。でもコードを理解できたわけではない

AIのおかげで、以前は難しかった機能も作れるようになりました。しかし、完成したコードを自分が理解できているとは限りません。

社内ポータルの確認機能を作ったときは、ChatGPTにコードを書いてもらい、後から理解できるように説明コメントも付けてもらいました。

それでも、難しいものは難しい。コメントがあるだけで、コードを読めるようになったわけではありません。

AIを使って作れるようになることと、自分で理解して作れるようになることは違う。

そこでMANIARUには、CODEカテゴリーを作りました。実際にサイトで使っているCSS、PHP、JavaScriptなどを題材に、一つずつ理解していきたいと考えています。

公開CODE記事の説明用CSSと追従目次が表示されたMANIARUの公開画面
公開CODE記事で説明に使ったCSSと実際の公開画面。社内ポータルの実装コードそのものではありません

まだ学び始めた段階です。AIが書いたコードをそのまま使うだけでなく、自分でも少しずつ理解できるようになることが、これからの目標です。

07|収益はまだ0円。まずは月3,000円を目指す

ここまで、ChatGPTやWorkでできるようになったことを紹介してきました。しかし、まだ達成できていない目標があります。それが収益化です。

現在、MANIARUの収益は0円。まだ1円も稼げていません。

MONEYカテゴリーには収益化の記録を始める記事が1本ありますが、結果はこれからです。

一方で、ChatGPTには毎月約3,000円を支払っています。まずは、この利用料金を自分の活動から生み出したいと思っています。

MANIARUの広告やアフィリエイト収益も目指しますし、AIを使った別の方法で稼ぐことにも挑戦したいです。どちらか一方に絞るつもりはありません。

もし収益が増えれば、AIの上位プラン、レンタルサーバー、VPS、さまざまなサブスクリプションサービスも試してみたい。そこで得た経験を、また記事にしていくつもりです。

将来的には、AIを使った株式分析や自動売買にも興味があります。ただし、これはまだ実現していない構想です。実際のお金を扱う以上、検証やリスク管理を十分に行う必要があります。

まずは月3,000円。その小さな目標から始めたいと思います。

まとめ|AIでできることは増えた。これからは理解も深めたい

以前は1記事を書くのに1か月かかることもありました。今では過去のチャットから記事を作り、WordPressに投稿するところまで進められるようになりました。

サイトのコード修正やデザイン調整にもAIを活用し、社内ポータルでは確認業務のペーパーレス化まで実現できました。

それでも、AIへの指示がうまく伝わらないことはありますし、完成したコードを十分に理解できているわけでもありません。収益化も、まだ0円からの挑戦です。

だからこそ、これからはAIそのものをもっと理解し、使い方を学びながら新しいことを試していきたいと思っています。

このMANIARUでは、完成したものだけでなく、試したこと、困ったこと、失敗したことも記録していきます。

この記事を読んで、「自分にもAIを使って何か作れそうだ」と思ってもらえたらうれしいです。

実際にこのサイトを作ってきた過程は、PROJECT 001 — MANIARUを作る。でも紹介しています。


シリーズ|AIで、ここまでできる。